ホーム > 上映会の開き方

上映会の開き方

映像の力

たった1枚の顔写真がどれだけの情報を瞬時につたえているかを考えてみてください。もしこれを言葉や文章で伝えるとしたらいったいどれほどの言葉を並べたらいいのでしょうか。これが映像(の丸ごと認識)の力です。

映画の力

その映像を連続的につなぎ合わせ、時代や場所を一瞬にして飛び越え、観ているものすべてに共通のテーマを投げかける。これが映画の力です。

映画会の力

同じ映画であっても、部屋で一人ぼっちで見るときと、映画館やホールで大勢の人と見るときでは伝わってくるものが違います。大勢でみることによってその映画の感動がより大きなものになったり、深いものになっていくのです。ビデオやDVDなどを利用した個人視聴のシステムが広がっている中でも、映画館で映画を見る人の数は増加傾向にあり、ホールや公民館などを利用した上映活動が活発に行われている理由はこんなところにもあります。
そしてもう一つある力は、映画会そのものではなく、映画会の取り組みを通して地域や集団の中にかもし出される風―協同の力です。映画会に参加できなかった人々にも、その映画の取り上げているテーマはきっと伝わっているはずです。
何よりも一つの映画会の成功へ向けて広げる“協同”の経験は、地域や仲間たちの絆をより深めていってくれます。

映画会を企画してみませんか

映画会は、色々な角度、色々な立場から企画されています

  • 人権、環境、平和−さまざまな啓蒙活動として
  • 行政や企業の文化事業として
  • 映画サークルなどの例会として
  • 学校教育の一環として
  • 地域おこし、町おこしの一環として

まずは、主催者の体制作りからはじめましょう

実行委員会など市民運動として企画する場合は、まず一緒に相談する仲間作りからはじめましょう。少なくとも3人以上の同志(!)がいるならば企画は前に進めることが出来るでしょう。

一緒に取り組んでいただける団体、個人名をリストアップし仲間を増やしましょう。

さあ、実行委員会の結成です

上映会実施のテーマと目標にふさわしい体制をつくりましょう。
代表はおきますか?代表はどんな方に座っていただけたらいいですか。連絡係りは?財政係り?宣伝係り?そのほか??できるだけみんなで役割を分担しましょう。

※団体、企業、行政などが主催する場合でも担当者を明確にしましょう。

体制が整ったら中身の話し合いを進めましょう

☆作品の選定

企画のテーマ、目的に沿って作品を検討しましょう。ご相談いただければ資料をお送りします。
フィルムが空いていない場合もあります。空きの確認、お申し込みを忘れずに。

☆会場の手配
会場の大きさ

目標にふさわしい席数が確保できていますか?
席数が小さくとも上映回数でカバーすることもできます。

映写環境

場内を完全に暗くすることが出来ますか。
天井の高さはありますか。観客の頭の高さより上にスクリーンが張り出せないと、頭が重なり合い画面が見づらくなります。

※出来るだけ映写設備のある会場がいいのですが、もしない場合には、ご相談ください。全国どこでも対応いたします。

交通の便

交通の便はどうですか。地域の方のなじみのある会場ですか?
障害者・高齢者に対する配慮もお忘れなく。

☆運営の詳細の検討
予算案
収入

入場料金の設定。前売り券、当日券、大人料金、子ども料金、その他。
集客目標を話し合いましょう。

※経済的採算点だけを目標にせず。映画会企画の目的にふさわしい目標も話し合いましょう。

支出
  • 会場費
  • 映画料
  • 宣伝費
  • その他運営費
タイムテーブルをつくりましょう

※映画とあわせて講演や展示など行う方法もあります。講師の派遣についても相談を承ります。

集客方法と宣伝
上映会集客の基本は、口コミと前売り券の普及です

10枚の前売り券を広げようという人を100人作り出せば1000人の上映会が成立します。それが20枚であったら50人、50枚であったら20人の協力者が必要です。この取り組みが土台です。
まずはリアルな現状から出発しましょう。そうしてこそ本気で力を貸してほしいという気持ちが生まれます。
地域を見渡し、身近なところからリストアップ。普段お付き合いがなくとも上映会企画のテーマ、作品の内容から理解をいただきたいと思える個人、団体を次にリストアップ。日常の生活の中では見えてこない地域の様子が見えてくる瞬間でもあります。楽しみながら進めましょう。
作品の知名度に頼るのは危険です。貴方にこそ見てほしいという主催者側の声かけが、鑑賞の動機を決定的なものにします。

※無料(ただ)の上映会なら人は集まる?
そんなことはありません。たとえ無料だからといって忙しい日々の時間を割いてはくれません。やはり時間を割くにふさわしい企画と声かけが鍵になるのです。

地域の方々の理解と協力を促進する宣伝活動を

丹念に一枚一枚の前売り券の普及に取り組むことが基本ですが、この取り組みをより円滑に進める上で宣伝は重要です。

マスコミの協力を

新聞やラジオ、テレビなど大きな情報しか取り上げてくれないと思い込んでいませんか。身近な情報として、あるいは住民の自主的な活動に対してマスコミは意外と理解と関心を寄せているのです。

ミニコミの力も

サークルや団体、行政や企業の広報にも積極的に働きかけましょう。色々な角度から情報が伝わることで関心がより高まり鑑賞の動機を作り上げる力になります。

後援、協賛の獲得もお忘れなく

自治体、教育委員会、団体などの後援、協賛は企画に対する住民の信頼を得ることにもつながります。作品のテーマ、上映の趣旨に沿った団体などの後援、協賛も検討ください。

☆チラシ、チケット、ポスターの準備と運用

運営の詳細のイメージがつかめたら具体的な準備です。チラシやポスターにどんな内容を記載するか検討しましょう。映画を見たいと思った方が必要とする実務事項は正確に記載しましょう。

  • 上映日時(開映時間、開場時間)/会場名(アクセスも。できれば略図も)
  • 主催者名/連絡先/映画タイトル/監督名/鑑賞料金/後援・協賛なども

映画会の目的をわかりやすく、印象的に伝える工夫をしましょう。賛同、推薦のメッセージを載せたり、取り組んでいる方々のアッピールを紹介したり色々工夫してみましょう。

枚数は?

取り組みの考え方で大きく変わりますが、目安としては下記になります。

  • チラシ 集客目標の4〜5倍
  • ポスター 集客目標の10分の1
  • チケット 集客目標の3倍
管理システムをしっかりと!

せっかくの宣伝材料も計画と管理をしっかりとしなければあっという間になくなってしまいます。特にチケットの管理はしっかりとしましょう。

納品書を作成しましょう

チケットを預かっていただきやすい工夫をしましょう。(封筒をつくるなど)

さあ、いよいよ外に向かって行動開始です

誰が、どこに、誰に、お願いに行くか分担をしましょう。
よく考えると誰でも協力者になっていただける可能性があります。身近な方々の顔をもう一度思いかえしてみまよう。一番大切なことは、チケットを“預かってもらう”ことではなく、“大勢の人に見てほしい”“何よりもあなたに見てほしい”という気持ちをしっかりと相手に伝えることにあります。

試写会の企画
  • 協力していただける方たちを作り出す場として試写会を有効に企画しましょう。
  • 地域の団体、個人で取り組みへの理解をいただきたい方々、チケット普及に協力いただいている方、いただきたい方に確実にご案内しましょう。
  • 実施時期は、上映本番の1、2ヶ月前が効果的でしょう。

※「無料(ただ)で見れる場」ということが先行すると、むしろ上映会本番に悪影響がでます。お金を出してチケットを買ってくださる方々の気持ちをそいでしまうことにもなりかねません。ご招待対象者、ご案内方法は慎重に検討しましょう。

活動の点検

  • 用意したチラシやポスターは有効に活用できていますか?
  • チケットの普及はどこまですすんでいますか?
  • お願いすべき方々にはすべて当たりつくしましたか?

適宜、点検してみましょう。上映2週間前の点検が一番のポイントです。取り組みがしっかり進められているならば最後の二週間で劇的に変化をしていきます。

※ほんとうにチケットが売れるのは上映の一ヶ月前から位で、本格的に売れ出すのは2週間前からです。

上映が近づいたら

チケットの普及状況の確認はもちろんですが、当日の運営にかかわる準備を進めましょう。

  • 配布資料は準備できていますか。(アンケートなど)
  • 展示する資料の準備はできていますか。
  • 上映当日の要員は確保できていますか。
    映写技師の方の再確認を。
    その他の仕事の分担はきまっていますか。
  • 当日券、販売物のお釣りの準備はできていますか。
  • 当日券各券種(一般、シニア、子ども券など)の用意はできていますか。
  • 会場での販売物の準備はできていますか。
    パンフレット、原作、関連書籍など手配していますか。
  • 進行表はきまっていますか。
    集合時間/設営開始/会場/開会(舞台挨拶)/開映/終映

上映当日

要員が集合したら、仕事の分担を行い、当日の進行を徹底しましょう。

当日の仕事
当日券窓口
当日券の販売を担当します。
受付(もぎり)
チケットを受け取り、資料を渡します。
場内整理
会場内の整理、ご案内。
場外整理
当日券、前売り券の方々それぞれにご案内を。
司会・進行
舞台進行。主催者挨拶はどなたが行いますか。
映写技師

※上映中も事故のないように最低限の要員は待機をしているように。
※アンケートを入れる箱は用意してありますか。

後日

実行委員会で取り組みを振り返りまとめましょう。

  • 目標は達成できましたか。
  • 仲間は増えましたか。
  • 交流は深まりましたか。

ご協力いただいた団体、個人の方々へお礼とご報告を忘れずに。

映写機・技師はどうしたら?

せっかくの名作もそれを再現する映写がよくなければ意味がありません。会場にふさわしい映写の手配をしましょう。
会場に映写機がある場合はいいのですが、もしない場合には別途映写機の手配が必要となります。経費は地域によって変わりますが、ご相談いただければ日本中どこでも対応いたします。
近年、デジタルコンテンツをプロジェクターを使用して上映するケースも増えています。あわせてご相談に応じます。
映写技師(オペレーター)派遣の要請にもお応えいたします。

映画を企画される皆さまに

この作品リストには、作品データとあわせて映画料金が掲載されています。

大きくわけて

  1. 観客の方から鑑賞料金をいただいて実施する場合
  2. 無料、もしくは低額鑑賞料金で実施する場合
  3. 学校行事として児童、生徒を対象に実施する学校映画教室の場合

また地方によって映画料金が変動する場合がございますので、ご遠慮なくご相談ください。予算上ご要望がございましたらこれもご遠慮なくご相談ください。弊社作品についてのお問い合わせは、弊社または下記地方連絡先にお願いいたします。

北海道・(株)プリズム011-252-3838
青森県・青森県映画センター017-715-0199
秋田県・秋田県映画センター018-862-9978
岩手県・シネマとうほく盛岡営業所019-622-2062
宮城県・シネマとうほく022-225-0986
山形県・シネマとうほく022-225-0986
福島県・シネマとうほく022-225-0986
茨城県・茨城映画センター029-226-3156
群馬県・群馬共同映画社027-252-2261
長野県・長野映研0262-32-1226
新潟県・新潟映研025-283-9449
埼玉県・埼玉映画文化協会048-822-7428
千葉県・千葉県映画センター043-242-0082
山梨県・映画普及運動センター0553-32-4884
大阪府・大阪映画センター06-6719-2233
兵庫県・兵庫県映画センター078-331-6100
長崎県・長崎県映画センター095-824-2974
沖縄県・沖縄県映画センター098-856-2155

※上記記載のない地域につきましては弊社あて直接ご相談ください。各地方窓口をご紹介いたします。